施設の概要
名目津温泉は、阿武隈高原中部県立自然公園に指定されている日山の麓を流れる口太川の渓流を見下ろす秘湯です。古来より皮膚病などへの効能が知られた名湯でしたが、昭和50年代、当時あった旅館が営業を休止し、以来「野湯」となった跡地に源泉の効能を知る人々が湧水を求めて訪れていました。
健康増進による福祉の向上、地域の活性化、観光交流の促進を図ることを目的とし、平成21年度の地域間交流施設整備事業と二酸化炭素排出抑制対策事業補助を受けて再建され、平成22年7月に日帰り温泉施設（公衆浴場）としてオープンしました。
チップボイラー加熱をメインとしたハイブリッド仕様で、環境に配慮した施設となっています。
管理運営は、指定管理者である「名目津温泉管理運営組合」が行っています。
収容人数40人・駐車台数4台と小規模な施設ですが、駐車場が満車の際は隣接する公園の駐車場も使用できます。
泉質について
泉質は「単純弱放射能冷鉱泉」ラドン含有量が多く、特殊成分を含む「療養泉」です。
源泉かけ流しで、飲泉療法（温泉水を飲むこと）もできます。
| 療養泉分類の泉質に基づく適応症、禁忌症 | |
| 一般的適応症（浴用） | 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、挫き、慢性消化器病、痔病、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進 |
| 泉質別適応症（浴用） | 痛風、動脈硬化症、高血圧症、慢性胆のう炎、胆石症、慢性皮膚病、慢性婦人病 |
| 泉質別適応症（飲用） | 痛風、慢性消化器病、慢性胆のう炎、胆石症、神経痛、筋肉痛、関節痛 |
| 一般的禁忌症（浴用） | 慢性疾患(特に熱がある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期) |
利用料金と営業時間
| 大人（中学生以上） | 1回 500円(2時間以内) 1日 1,000円 11回券 5,000円 |
| 子ども（小学生） | 1回 250円（2時間以内） 1日 500円 11回券 2,500円 |
※小学校就学前は無料です。
| 入館時間 | 午前10時～午後8時 / 最終受付・午後7時30分 |
| 休館日 | 設備メンテナンスのための臨時休館日を除き営業 |
お問い合わせ
福島県二本松市茂原字湯ノ作35番地
TEL 0243－24－1126
MAIL nametuonsen@bz03.plala.or.jp
