羽山(標高897m)は、昔から信仰の山として人々に親しまれてきました。その山麓は二本松市の岩代地区と東和地域にまたがっています。羽山周辺にはりんごを中心とした果樹農家が多く、「羽山りんご」というブランド名のもとに、各農家がさまざまな品種を栽培しています。
阿武隈高地にあり標高が高いりんご園では、昼夜の寒暖差が大きく、色つやがよく身の引き締まった美味しいりんごが生産されます。早生種のつがるなどに始まり、サンふじや王林まで、秋から冬にかけてが旬です。特に人気の高いサンふじは日持ちがよく、贈答品に好適です。各農家が直接顧客に販売するため市場に出回りにくく、“幻のりんご” といわれることもあります。色つけのための葉取りを行わず、りんごを一つひとつ手回し・無袋で栽培しています。早もぎなどは行わず、完熟状態で収穫するのも特長です。
羽山りんごは、収穫から日が経ってもシャリシャリした歯ごたえがあります。また、羽山りんごのサンふじは蜜入りがよく実がしまっているという特長があり、道の駅などでもお土産品や贈答品として親しまれています。
道の駅さくらの郷にてご購入いただけます。