小浜城址

文明3(1471)年、大内晴継の子・宗政が築城した山城の跡です。当時は「塩松地方」と呼ばれていたこの地の風土が、宗政の生まれた若狭の国(現在の福井県南西部)の小浜に似ていることから「小浜城」と命名したと言われています。これが現在の当地の地名「小浜」の由来です。
天正13(1585)年、その前年にわずか18歳で家督を継いだ伊達政宗が大内氏を攻め落として塩松地方を制圧しました。政宗は小浜城に無血入城を果たし、以後1年間居城しました。伊達政宗は天下覇権を目指し、小浜城を芦名・会津侵攻の拠点としました。小浜城はまさに、若き政宗の天下取りの野望が始まった場所です。南方約2㎞の地にある「上館」(父・伊達輝宗が居城した宮森城)に対して小浜城は「下館」と呼ばれ、両城は連携して防衛を担い、数々の歴史の舞台となりました。
政宗は白石若狭を城代とし、1590年以降は若松城(鶴ケ城)の支城として蒲生氏が入っていました。

小浜城は寛永4(1627)年に廃城となりました。現在は本丸跡が史跡公園として整備され、桜の名所としても知られています。戦国末期の東北地方屈指の大城郭であった小浜城址には、蒲生氏時代の石垣が残っているほか、堀切、空堀が多く、曲輪(くるわ)の跡が認められます。

本丸跡地は公園として整備され、通称「一本松公園」とも呼ばれていました。これは、城址の北寄りの場所に立派な一本松があり、「伊達政宗公御手植松」として大切にされていたためです。小浜城の象徴となったその松は、残念ながら昭和60年に松喰い被害によって伐採されました(幹の輪切りの一部が岩代支所と岩代公民館に保存展示されています)。

現在では平和な憩いの場となった公園は、四季を通して住民に親しまれています。

アクセス 二本松駅から二本松神社鳥居前の「二本松駅入口」バス停へ向かいます。
そこから小浜行き(または、大平経由小浜行き)のバスにご乗車下さい。岩代支所(終点)で降車。
岩代支所から徒歩10分。
住所  〒964-0313 福島県二本松市小浜下舘
営業時間 特になし
電話番号・お問い合わせ 岩代支所地域振興課 地域振興係
TEL:0243-65-2803/FAX:0243-55-3005
備 考  近隣の観光スポット:渡邊 閑哉の井戸、長折の三匹獅子(祭り)

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